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今回は、人を感動させるにはどのように話せば良いか、について書きます。

女の前で、夢を語る時などに使える話です。

また、スピーチが苦手だと言う方も必見です。

 

人前で話すことへの抵抗感

昔から、人前で話すのが苦手だった。これまで会社では、スピーチやプレゼンの機会がたくさんあった。

・朝礼での一分間スピーチ

・部長への進捗報告(プレゼン)

・飲み会での挨拶

などなど。

昔から緊張しやすい体質で、人前で話すのが本当に苦手だったので、できるだけ避けてきた。毎回、同僚にやってもらっていた。だから、「逃げ回ってきた」というのが正確な表現だろう。

そして、ある時。悲惨な出来事が起こった。

 

研修での悪夢

会社で、人事部が主催する研修があった。その研修は、昇進を判断する材料にもなると噂されている、とても重要な研修だった。チーム毎にアイデアを発表しあう形式で、当然俺はプレゼンターを引き受けることは無かった。

それは、2日間の研修がようやく無事終了しようとする時だった。最後に各自1分間ずつ、研修の感想と今後の抱負を述べることで研修終了することになっていた。もちろん入念に原稿を用意し、ドキドキしながら自分の発表の番が来るのを待った。緊張して、正直、他人のスピーチは一向に頭に入ってこなかった。そしてついに自分の番がきた。原稿メモは席に残して、教壇に向かった。(この時に、ポケットに入れておけば、「ちょっと失礼」と言って、メモを確認できたのに…)

話し始めて、しばらくすると、頭の中が真っ白になった。無言になり、1、2、3、4秒…。10秒以上経っても、言葉が出ない。場も凍りついたような雰囲気になっているように、感じた。講師も助け舟を出してくれない。ようやく「席にメモを取りに行っていいですか?」と一言言うのが精一杯だった。席にメモを取りに戻る時、我ながら無様に思った。メモを丸読みしながら、なんとかスピーチを終えた。

研修を終えた後、チームのメンバーは誰も俺に声をかけてくれなかった。よほど俺が落ち込んでいて気の毒に見えたのだろうか・・・おそらくそのスピーチは、録画されていて、後で人事部内で評価材料にされている可能性が高かった。

そして翌年、俺は昇進の機会を逃した。その研修での出来事がどこまで影響したか分からないが。

 

スピーチが出来ることによるメリット

という、重たい余談は置いておいて、本題に入るw。

まず、これまでのスピーチの経験が圧倒的に少なかったのが不味かっただろう。普段から場慣れしていて、何をどのように話せば良いかを分かっていれば、防げただろう。日常の仕事に追われて、到底スピーチについて勉強しようとすることは無かった。いつも逃げるという選択をしてきた結果が、このような形で現れたと言えよう。

スピーチの機会は、出世すればするほど増えてくる。部長や役員はスピーチが上手で、「凄いなあ、到底真似できない」と思っていた、しかし、彼らはきっと、スピーチの重要性に若手の時から気づいて、自分で本を読んだりして勉強していたに違いない。素晴らしいスピーチができれば、他人からの評価が上がることは間違いない。つまり、多少仕事をサボっていても、無能扱いされないことを意味する。だから、スピーチは確実に勉強しておいた方が良い。

また、人を感動させるスピーチができれば、聴き手から尊敬を勝ち取ることができる。ニュースを見ていると、時折、悪徳セミナーによる詐欺事件が起きている。素晴らしいスピーチで聴衆をファン化・信者化にして、高額商品を売りつけたり、寄付させたりするのだ。また、スピーチが上手ければ、市民運動家が周囲から圧倒的支持を受けて、政治家になったりすることもある。そのように、感動させるスピーチというのは、人を動かすことができる重要なテクニックだ。

恋愛においても、かなり効果的だ。感動させる話ができれば女性から尊敬され、ゲットするのも当然簡単になる。とにかく良いことづくめだ。

ここでは、くりぼうずが全力で研究した、感動させるスピーチの型「エピソードトーク」(ストーリーで話すこと)について紹介する。

 

エピソードトークの型

感動させるスピーチには型がある。それは、

①状況の描写→②出来事の描写→③相手が持って帰れるような思索や気づき(プレゼント)

という流れだ。

補足として、

・①②で具体的な話をして、③で抽象化(一般化)する。

・①②だけだと、ただの主婦たちのおしゃべり。スピーチとは言えない。

・③だけだと、ただの説教。想いはそのまま伝えてはいけない。リアルな物語を駆使しないと伝わらない。

なお、この流れは「すべらない話」など芸人が使うテクニックにも通ずるものがある。たいしたことの無い、日常の出来事を面白くすることができる。

 

以下の動画が参考になる。見た目はかなり胡散臭いがw、巧みな話法は感動するレベル。彼の動画チャンネルで、たくさんのスピーチ例が披露されているので、見てみるとよい。

他にも、ユーチューブで「スピーチ」と検索すると、スティーブ・ジョブズとかの素晴らしいスピーチ動画がたくさん出てくるので、ご視聴あれ。

 

エピソードトークのポイント

・目で見る視覚情報を言葉にする

状況と出来事の描写では、聞き手の頭の中に、絵(映像)が浮かぶように話す。ストーリーに全く関係ない情報も含めて、詳細(ディテール)を話す。「いつ?誰が?どこで?どうした?」

但し、話が長くなる傾向があることに留意。

 

・擬音語と擬態語を多用する

特に、擬音語を話の中にふんだんに盛り込むことで、臨場感、躍動感、リズム感のある話にすることができる。

 

・セリフ回し「 」で表現する

セリフを半分以上入れる。実際にあった会話のセリフと、頭の中で浮かんだセリフ、の2種類ある。セリフが少ないと、説明的になってしまう。日頃からモノマネの練習しておくと良い。

 

・敵や障害の存在があれば、さらに効果的

敵や障害に打ち勝つプロセスを通じて、聴き手が主人公に感情移入する。

 

・結論は簡潔にする

言葉を短く絞れば絞るほど、言葉の持つエネルギーが強くなる(虫眼鏡の法則)。可能なら、ワンフレーズで言い切ると、強烈に印象に残る(キラーフレーズの設定)。例えば、「タンスにゴン」「セックスはコミュニケーション」。

 

・良い話をしようとしない

自分のサイズに合った小粒のテーマを話すこと。実績もないのに、壮大なことを言ってはいけない。基準としては、自分に人前で語る資格がある(価値がある)、という認識を持てるかどうか。

 

おまけ「エピソードで語れば良かった」

ちなみに、なぜ研修で大失敗してしまったか?どうすれば最悪の事態を防げたか?

 

1分間話す、というのは意外と長い。だから、俺は、時間を引き延ばす為に、話す項目を複数用意しないといけないと思った。しかし、その結果、2点目以降の話す内容を忘れてしまった。話す内容を一つに絞って入れば、失念することも無かっただろう。

この時に、エピソードトークで語ることを知っていれば、どうだったか。①状況・②出来事の描写をより詳細にして枝葉をつけることで、簡単に時間を引き延ばすことができたはずだ。つまり、話す時間を自在にコントロールできる。

そして、エピソードは記憶に残りやすいので、緊張したからと言って簡単に忘れることはなかっただろう。誰でも過去の体験談はスラスラ語れることからも、そのことはよく分かる。

 

「エピソードで語る」

この基本的な考え方が念頭にあれば、きっと失敗しなかっただろうと思う。(出世を逃すことも無かっただろうwww)

 

今回の内容は、当たり前のことだよ、知っているよ、と言う賢い読者の方も多いと思う。もし、俺のように知らなかったという方は、ぜひ活用していただきたい。職場でも恋愛シーンでも、知っているか知らないかで人生大違いだ。

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