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PUA

くりぼうずの愛読書として、「口説きの教本」という本がある。
この本は理屈っぽくて難しく、初心者にはピンとこないかもしれないが、何度読んでも気づかされることが多い良書である。

海外のPUA(Pick Up Artist=いわゆるナンパ師)「ミステリー」という人物が書いたものだ。有名なナンパ本「ザ・ゲーム」を書いたニール・ストラウス(ハンドルネームはスタイル)の師匠である。
なお、この本の監訳を、なんとあの公家シンジさんがひっそりと担当されている。だいたい海外の翻訳本というのは理解しにくいことが多いのだが、この本は比較的分かりやすく、さすが公家シンジさんだなと思わされる。

この本では、女が本能的に男に魅力を感じるポイントについて、網羅的に解説されている。
海外なのでストリートというよりも、バーでのグループセオリーがメインであるが、1対1でのシチュエーションにも使えることは多い。
中心的なキーワードとその内容について、備忘をかねて分かりやすくまとめてみた。


口説きの教典 ──カリスマナンパ師ミステリーの恋愛メソッド

「口説きの教典」の内容まとめ

 

(1.アプローチの段階 → 2.自分の高い価値を示し、女に関心を持たせる段階 → 3.自分からも関心を見せる段階、 と上から順番に進んでいく)

・偽りの時間制限
最初は警戒されるので、すぐに立ち去ろうとしていると、常に感じさせ続けること。
「少しだけ時間があるから、・・・」と言葉で伝えたり、体を相手に向けずに顔だけ振り向いて、いまにも立ち去りそうな印象を与える。相手が身体をこちらに向けて聞くようになったら、自分も体を相手に向けてよい。

・不調和の克服
本来の自分と異なるキャラのルーティーンを使おうとして、とってつけたようにしかしゃべれなくなってしまうことがある。セリフと言い方に「不調和」が生じると、相手に伝わらずに滑ってしまう。何度も何度も繰り返し使っていくうちに、うまくセリフを言えるようになる。

・ネグ
女を恥ずかしがらせることで、自分の価値を高める。わざとそういう発言をしたことを悟られないように、さりげなく言うこと。
「目やにがついてる」
「素敵なヘアスタイルだね。本物の髪の毛?」
「話すとき鼻が小刻みに動いてる」

・ストーリー語り
「リーダー」「誰かを守る男」「思いやりがある」などの、自分の特長を間接的に伝わるようなストーリーを感情表現を交えて話す。
「失恋のことで友人に相談されたんだけど、、、(中略)ひどく落ち込んでてかわいそうだから、合コン開催してあげたんだよ。」

・ロールプレイング
楽しくふざけたシナリオを考えておいて、二人で演じてみると、仲良くなれる。
「今から10分だけ、周りから不倫カップルに見られるような感じで歩いてみようよ。ゲーム感覚でいいからさ。」

・偽りの相性最悪
審査していることを伝える態度。
「オレたちはうまくいかないと分かったよ」
「オレたちはもう終わりだ。さっさと貸してた本を返してくれ。」
「オレは彼氏の器じゃないよ。君みたいな子は、あそこにいる真面目そうな男の子といる方がいいだろうな」
「恋人にしてあげる。でも金曜だけ。」「火曜日の恋人に格下げだ」
「君と結婚する」「やっぱり離婚する。猫だけ持って出ていけ」
「オレの秘書にしてやる」「やっぱりお前はクビだ」
「こんな妹がいればいいなと思っていた」
「オレたちは今日から親友だ(友達として扱う)」
「他のもっと面白そうな女の子のところに行くわ(他の女と競わせる)」
「だんだんうっとおしくなってきた。手間のかかる奴め、廊下に立ってなさい(偉い人になる)」

・フレームを支配する
フレーム=「言外」「ほのめかし」「暗示」。ある言葉や行動に、裏の意味(=本音)を持たせること。フレームを制する者がやりとりを制す。相手の真意を読めず、クソ真面目に回答すれば、間抜け扱いされるので注意。いわゆる「空気を読めない」も、これに当てはまる。
例えば、女から罠(クソテストとも言う)を仕掛けられることがある。偽の脈ありサインを出したり、偽の脈無しサインを出したりしてくるが、罠にひっかかってはいけない。
女が罠をしかけてきたと分かった場合の対処法。
①質問返し
「なんで私に話しかけてきたの?」→「美人だからって、言ってほしいの?」
②無視
「どうしたの、その髪型?(ネグ)」→「…(沈黙)」
③横取り
「ドリンクおごってよ(指示)」→「俺におごってくれるなら考えてもいいよ」

・立場逆転
女は常に「私は貴重だ」というフレームを伝えてくる。逆に、女が言いそうなセリフを言って、優位に立つ。
「ちょっとセクハラやめろよ。オレの身体目当てか?」
「酔わせようとしないでくれる?そんな男じゃないんだぜ」
「事を急ぎたくない。ただの友達でいようぜ」
「まずは、君についてよく知りたい」

・審査
女に求める基準が高く選り好みする男に、女は魅力を感じる。女が審査されていると感じるような質問をする。
「オレがもっと知りたくなるように君の長所を3つ述べて」
「料理はできる?」
「友達は多いの?」
「大学はどこ?ひょっとして賢いとこ?」
「タバコは吸うの?」
「嫉妬深いほう?」
「今までやった人生一番の挑戦は何?」

・従順度テスト
脈ありサインを出して来たら、従順度テストをする。
質問する
近くに座るように言う
腰に手を回す
手を握る
キスをする
女が従うなら、脈ありサイン(褒め言葉、相性や好意を伝える)でご褒美を与えて、要求レベルを上げて新しい従順度テストをする。抵抗された場合には、脈無しサイン(視線を合わせない、会話を聞き流す)で罰して、これまでの価値伝達作業のやり直し。

・脈ありサインの出し方
脈ありサインを出して来たら、時々こちらからも脈ありサインを出していく必要がある。しかし、「理想の女性だ」「すごく魅力的だ」などと単純すぎると、女は評価しない。その効果的な出し方は、釣りのように行う。
釣りの流れ:エサ→引っかけ→引き寄せ→リリース
会話の流れ:質問→女回答→脈ありサイン→突き放し
例えば、
「出身どこ?」
「北海道だよ」
「まじか!?それは相性最高だよ。」
「昔を俺を振った女、北海道出身だったんだよ。二度と君とはしゃべりたくない。」
最後に落とすのがポイント。

その後の和み会話で使えるルーティーン集

・秘密の質問ゲーム
交互に質問をしていって(同じ質問はダメ)、正直に答えなければならない、とするルール。徐々にエスカレートさせていく。

・写真ルーティーン
スマホの中に面白い写真を保存しておき、それにまつわるストーリーを語る。

・「殺人、結婚、セックス」ゲーム
周囲にいる3人の異性を指名して、「殺人、結婚、セックス」の対象を選ばせて、その理由を述べる。内輪意識を作り上げるのに有効(悪共有)。

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